北海道東部・清里町の斜里川上流で11日、産卵のため海から戻った淡いピンク色のサクラマスの群れが、高さ約3メートルの難所「さくらの滝」を跳び越えようとする姿が見られた。体長約40〜50センチのサクラマスは幾度となくジャンプを繰り返すものの、場所やタイミングによって跳び越えられなかったり、はじかれたりしており、その様子を観光客が見守った。

 群馬県からの帰省中に家族で訪れた会社員の坂本有基さん(57)は「こんなにいるとは思わなかった。自分の子どもたちがまた訪れるときに、この環境が残っていてほしい」と目を細めた。