通信制高校改革を検討する文部科学省の有識者会議は29日、教員が極端に少ない一部の大規模校の運営を改善するため、「生徒80人当たり教員1人以上」の基準創設を柱とする提言をまとめた。文科省は2023年度からの適用を目指し、近く関係省令を改正する。

 現在、多くの公立校は生徒20〜40人に教員1人を置く一方、基準がないため100人以上を1人が受け持つ大規模私立校があり、授業の質に懸念が浮上している。小中学校で不登校になって通信制に進む生徒が増え、有識者会議は一人一人に寄り添う学習支援の必要性に着目。「80人に1人」を教員数の最低基準にすべきだとした。