国内の男性で最高齢だった広島県神石高原町の中村茂さんが15日、老衰のため111歳で亡くなったことが、入居する特別養護老人ホーム「神寿苑」への取材で分かった。被爆者だった。

 中村さんは1911年1月11日、同町生まれ。45年8月6日の米軍による原爆投下後、がれきの撤去作業のため広島市へ入り、入市被爆した。今年9月に当時最高齢だった奈良市の男性が112歳で亡くなり、男性で国内最高齢になった。その際の取材に、健康の秘訣は「人を愛すること」と話していた。

 厚生労働省によると、中村さんの死去に伴い、千葉県館山市の薗部儀三郎さん(111)が最高齢男性となった。