気象庁は19日、山口県を含む九州北部と四国で、「春一番」が吹いたと発表した。いずれも昨年は吹かず、2021年2月20日以来となった。気象庁によると、低気圧が発達しながら日本海を東寄りに進み、南風が吹いた。気温も上昇した。
九州北部は19日未明、長崎市南山手町で最大瞬間風速14.4メートル、大分市長浜で13.5メートルなどが観測された。四国でも高知県の室戸岬で24.4メートル、徳島県阿南市で18.7メートルなど。
春一番の発表基準は地方によって異なる。立春から春分までの間に、九州北部では最大風速約7メートル以上、四国では同約10メートル以上の南寄りの風が吹くことなどが目安。