昭和初期に多くの酒蔵が存在し「四国の灘」と称された酒どころの徳島県三好市で25日、「四国酒まつり」が開催された。四国各地の地酒46銘柄が集結する日本酒ファンに人気のイベントで、24回目。試飲や無料開放した地元酒蔵が見学できる。

 2度目の参加になるという小学校教諭藤井由紀さん(57)=徳島県吉野川市=は、高知のフルーティーな酒を飲み「これが一番お気に入り。今日は全部制覇したい」と話した。

 来場者には例年、酒まつりの刻印入りおちょこが配布されるが、今年は新型コロナウイルスの影響で使い捨てを用意。感染防止対策として、おちょこに自動で酒をつぐ非接触型のポンプも設置した。