淡い紫や真っ白のかれんな花々が風に揺れながら、初夏の薫りを運ぶ―。「さっぽろライラックまつり」が17日、札幌市の大通公園で始まった。新型コロナウイルス禍前の規模で開催されるのは4年ぶり。28日まで。

 会場では400本以上が満開を迎え、苗木の無料配布も行われた。札幌市の男性は「活気が戻って良かった。撮った写真を遠方に住む孫に送りたい」と笑顔を浮かべた。

 午前中の気温は20度ほど。ビアガーデンのワイン版ワインガーデンを訪れた滋賀県彦根市の会社員は「帰省で戻ってきたが、やっぱり札幌は涼しくて過ごしやすい。さっぱりした小樽ワインが気に入りました」と話していた。