旧優生保護法下での障害者らへの不妊手術問題で、大分県優生保護審査会が1960年、強制手術の申請があった女性5人の健康診断書の記述が類似しており「実際に診察した結果か疑問」として、精神科医側に再提出を求めていたことが17日分かった。政府は旧法下での手術は「厳格な手続きを経ていた」とするが、この医師による診断書の文面は、ほぼ定型化しており、関係者の対応が形骸化していた状況の一端がうかがえる。

 識者からは「旧法の運用面で人権侵害があったことを裏付ける資料だ」との指摘が出ている。