堺市立総合医療センター(堺市西区)で、50代男性の胸部エックス線検診を担当した医師がエックス線画像を取り違えたのが原因で肺がんの疑いを見逃し、治療開始が約1年遅れたことが9日、同センターへの取材で分かった。男性は既に治療を受けて回復しており、ミスを認めたセンターと示談している。

 センターによると、医師は2015年5月8日に撮影したエックス線の画像で、男性の胸部に陰影を確認。男性はこの1週間前と、約1年前にもエックス線検診を受けていた。

 医師は、1週間前の画像を、約1年前のものと取り違えて比較。陰影に変化がないと判断したが、実際には陰影は拡大していた。