熊本県松橋町(現宇城市)で1985年、当時59歳の男性が刺殺された「松橋事件」の再審請求審で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は12日までに、殺人などの罪で懲役13年が確定し、服役した宮田浩喜さん(85)の裁判のやり直しを認める決定をした。10日付で検察の特別抗告を棄却した。事件発生から33年余りを経て再審開始が確定した。

 熊本地裁、福岡高裁とも、弁護団が提出した新証拠により「自白の信用性は崩れた」として再審を認め、最高裁も支持した。熊本地裁でやり直される公判で殺人罪が無罪となる公算が大きい。