9人が死亡した8月の群馬県の防災ヘリコプター墜落事故で、運輸安全委員会は23日、ヘリは墜落直前、雲の中を飛行し、視界が悪くなっていたとみられると明らかにした。墜落前の数分間で、速度を落として右旋回する動きを2回行っており、安全委は視界の良いルートを探していた可能性があるとみている。

 安全委は、搭乗していた消防隊員が身に着けるなどして機内に持ち込んでいたビデオカメラ3台の映像や、当時の気象状況、目撃者への聞き取りで判明したとしている。

 事故では、登山道の視察のため飛行していた防災ヘリ「はるな」が墜落。県防災航空隊と吾妻広域消防本部の計9人が死亡した。