1936年に起きた二・二六事件で、銃撃された鈴木貫太郎侍従長と反乱軍の鎮圧に動いた昭和天皇、本庄繁侍従武官長の3人が事件の約100日前、一緒に歩く姿の写真が25日までに見つかった。3人がそろった写真はほとんどなく、昭和史の貴重な記録と言える。

 事件前年の35年11月、昭和天皇は陸軍特別大演習を統監するため鹿児島、宮崎両県を訪問。鈴木と本庄が随行した。大演習後の地方巡視で11月16日、鹿児島県の霧島神宮を参拝。参道を歩む天皇の後ろを鈴木と本庄が従う場面が写真に収められた。

 新聞聯合の内山林之助カメラマンが撮影。内山は後に同盟通信や共同通信でも活躍した。