2015年の北海道苫小牧沖フェリー火災で、火元とされたトラックの整備に不備があったとして、業務上失火と業務上過失致死の疑いで書類送検された50代の男性整備士=北海道森町=について、札幌地検は29日、嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 男性は11年2月ごろ、勤務先の自動車整備工場で、トラックが搭載していた冷凍機のモーターと電源部の配線をねじってつなぎ、15年7月の火災を誘発、2等航海士織田邦彦さん=当時(44)、広島県東広島市=を死亡させたとして、室蘭海上保安部が18年7月に書類送検していた。