東日本大震災の津波で流失した本吉法印神楽会(宮城県南三陸町)の鬼や道化などの神楽面が復元され、同県石巻市の釣石神社で28日、お披露目を兼ねた神楽奉納が行われた。

 仏像の修復を手掛ける東北古典彫刻修復研究所(山形県上山市)が約6年かけ、神楽師への聞き取りや写真を参考に全27面を復元。今年3月に神楽会に届けた。

 約300年の歴史があるとされる本吉法印神楽は南三陸町を拠点に、釣石神社など県北部沿岸の神社に奉納されてきた。津波で全ての面を失ったため、借り物で活動を続けてきた。

 宮司で神楽会会長の岸浪均さんは「いい表情のお面が戻ってきてとてもうれしい」と話した。