「地上の楽園」と宣伝され、9万3千人以上の在日朝鮮人や家族らが北朝鮮へ渡った帰国事業開始から14日で60年となるのを前に、事業の「負の側面」を振り返る集会が13日、新潟市内のホテルで開かれた。帰国後に脱北した人たちが過酷な生活実態を証言し「事業を中止すべきだった」と訴えた。

 集会は帰国者の人権問題に取り組む団体などが主催し約70人が参加。事業は1959年から84年まで続くが、祖国での生活は厳しく「配給は食べられない雑穀も多かった」「水道もなく、遠くに水をくみに行った」「不満を口に出せば、家族全員が強制収容された」などと不自由を強いられた実態が紹介された。