自民党の河井克行前法相の妻、案里参院議員の陣営による昨夏参院選を巡る公選法違反事件で、広島地検が夫妻の複数の秘書を一斉に任意聴取したことが17日、関係者への取材で分かった。このうち、案里氏の公設秘書の男性は法定上限の倍額の日当3万円だったとされる車上運動員の報酬の支払いを担当。地検は違法性を認識していたかどうか捜査し、立件の可否を検討する。

 関係者によると、聴取対象は男性のほか、案里氏のもう1人の公設秘書、克行氏の公設秘書ら。参院選ではいずれも案里氏の陣営で中心的な役割を担っていた。

 地検は15日、広島市の男性自宅や河井夫妻の地元事務所などを家宅捜索。