関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転を禁止するよう、京都府南丹市の住民が求めた仮処分の即時抗告審で、大阪高裁(山下郁夫裁判長)は30日「安全性を欠くとは認められない」と申し立てを退け、運転差し止めを認めない決定を出した。

 主な争点は、関電が策定した耐震設計の目安となる揺れ(基準地震動)の妥当性だった。決定理由で山下裁判長は「計算式は、熊本地震を解析した結果とも整合し、その信頼性が裏付けられている」と指摘。「基準地震動の策定が安全性の基準に適合しているとした、原子力規制委員会の判断が合理性を欠くとはいえない」と結論付けた。