日本で最初の本格的都城とされる藤原京(奈良県橿原市、694〜710年)跡の発掘で弥生時代に掘られた洪水対策とみられる溝や藤原京の道路跡が見つかり、県立橿原考古学研究所が9日、発表した。

 自然河川の蛇行部分に接してつなぐように、幅約1.5メートル、深さ約40センチの人工の溝が、約50メートルにわたり確認された。土器から弥生時代後期(2世紀ごろ)と推定。川のあふれた水を逃がし居住区を守る治水の痕跡と考えられるという。

 また、道路跡は藤原京の一部とみられ、幅約7メートルで南北の約30メートル分を確認。藤原京の西端に位置し、周辺に邸宅跡は確認されなかった。