リニア中央新幹線工事を巡り、静岡県内の住民らがJR東海に、県内区間(10.7キロ)の工事差し止めを求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、静岡地裁(増田吉則裁判長)で開かれた。JR東海側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、工事は大井川や南アルプスの自然に影響を及ぼす恐れがあると主張。JR東海は十分な説明もないまま着工を進めようとしているとしている。

 原告共同代表の大石和央さん(65)は意見陳述で、「水量減少(との試算)は到底受け入れられない」と述べた。JR東海側は答弁書で、原告がそれぞれどのような権利を侵害されていると主張しているのか明らかにするよう求めた。