JR西日本は10日、乗客ら107人が死亡した尼崎脱線事故の今年の追悼慰霊式を、発生から16年となる4月25日に新型コロナウイルス感染防止策を講じて行うと発表した。参列者を遺族や負傷者に限定し、別会場や自宅でも中継映像を見られるようにする。

 会場は兵庫県尼崎市の事故現場一帯に整備した慰霊施設「祈りの杜」。感染拡大を受け昨年は初めて中止したが、昨年11月に今年は開催する方針を遺族らに伝えていた。

 義弟を亡くした大阪府八尾市の上田誠さん(54)は「開催できるか心配だったがほっとしている。今後どんなことがあっても安全対策費だけは削らないでほしい」と話した。