指定暴力団絆会(旧・任侠山口組)の傘下組織事務所として使用されてきた兵庫県尼崎市の建物の解体工事が17日、始まった。暴力団対策法の代理訴訟制度に基づき、近隣住民の委託を受けた暴力団追放兵庫県民センターの申し立てを受け、2019年に神戸地裁が組事務所としての使用を禁ずる仮処分を決定していた。

 兵庫県警などによると、解体工事は10月末ごろ終わり、その後土地などは民間企業へ売却される見通し。同制度の活用で暴力団の事務所が解体されるのは県内で2例目。

 今回解体されるのは築約30年の鉄骨コンクリート3階建てで、絆会幹部の定例会などが開かれる主要拠点の一つだった。