山口県消防学校(山口市)で2020年、水泳訓練中に同県防府市消防本部の消防士大村翔さん=当時(21)=が溺死した事故で、指揮・監督者としての注意義務を怠ったとして業務上過失致死罪に問われた同校の元教務課長鍛冶英利被告(55)と、元教務課主査助石一幸被告(49)の判決で、山口地裁は19日、求刑通りそれぞれ罰金50万円を言い渡した。

 小松本卓裁判官は判決理由で、消防士の訓練は肉体的、精神的に厳しい内容にならざるを得ないとした上で「危険を予想できたのに、安全配慮の措置を十分に取らなかった」と指摘。「相応の社会的な非難を受けることは免れない」と述べた。