政府は3日、原子力災害対策本部と復興推進会議の合同会合を開き、東京電力福島第1原発事故の影響で放射線量が高く、住民避難が続いている帰還困難区域のうち、福島県葛尾村の特定復興再生拠点区域(復興拠点)で12日に避難指示を解除すると決定した。帰還困難区域では、JR常磐線の線路や駅周辺が2020年3月に避難解除されたが、住民の居住再開につながる解除は初めて。

 岸田文雄首相は「解除は福島の本格的な復興再生を実現するための重要な課題だ」と述べ、同じく復興拠点のある双葉町、大熊町などでも「解除に向けた手続きを進め、福島復興をさらに加速させる」と強調した。