国土交通省は15日、北海道・知床半島沖の観光船沈没事故を受けた緊急安全点検で、全国790の旅客船事業者を対象に海上運送法に基づく安全管理規程の順守状況などを調べた結果、162事業者で不備を確認したと発表した。行政処分などに相当する重大な違反はなく、いずれも是正を指示した。

 国交省によると、2業者で運航管理者や代行が不在のまま運航したケースがあり、52業者で出航中止の判断理由の不記載など、記録簿に不備があった。救命用具に船名を書いていない、反射材が剥がれているといった備品の問題も確認された。