静岡県熱海市で昨年7月に発生した大規模土石流の起点に残った盛り土について、県は6日の対策会議で、強制的に撤去する行政代執行を10月中旬以降に実施する方針を決めた。県条例に基づく措置命令を受けた不動産管理会社「新幹線ビルディング」(神奈川県小田原市)が命令に応じない姿勢を示しているため。

 会議後に取材に応じた静岡県の森貴志副知事は「被災者のことを第一に考え、いち早く撤去する方法を検討した」と述べた。同社に求めた撤去工事の開始期限は5日だったが、着手がないことを確認したという。

 県は8月1日、起点の約2万立方メートルの土砂撤去を求める措置命令を出した。