日本旅行業協会前会長が代表取締役会長を務めていた代理店「ワールド航空サービス」による雇用調整助成金(雇調金)の不正受給問題で、東京労働局は9日、総額約3億9千万円の不正受給を確認し、全額返還されたと発表した。

 労働局によると、同社は2020年5月〜21年5月、出勤しているのに休業したとする虚偽の申請書類を作成し、雇調金を不正に受給した。

 同社は労働局の調査を受け、事実関係を調べる第三者委員会を設置。21年11月、事実に反する申請に基づき受給したとみられる雇調金の総額が約1億7750万円と推定する報告書を公表した。