徳島刑務所で服役中の男性受刑者に宛てられた書類を、刑務所が渡さなかったのは違法として、男性が国に160万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、徳島地裁(島戸真裁判長)は16日までに、閲覧の自由を侵害し違法として5千円の支払いを命じた。14日付。所管する法務省は取材に「判決内容を精査し適切に対応したい」としている。

 判決によると、2015年9月、弁護士から男性宛ての書類に関し職員は、過去に閲覧禁止処分とされた暴力団関係の文書と同じ内容だと判断し、男性に渡さなかった。

 島戸裁判長は「一度閲覧禁止となった文書と同じ内容でも、改めて判断する必要がある」と指摘した。