愛知県東浦町の保健施設に勤務し、2019年に死亡した男性=当時(53)=について、愛知労働者災害補償保険審査官が「過労死ライン」に満たない残業時間で労災認定していたことが5日、遺族の代理人弁護士への取材で分かった。半田労働基準監督署(同県半田市)が21年3月に遺族からの労災申請を退けたが、今年3月、新基準に基づき労災と認められた。

 遺族側は、男性の死亡は上司のパワハラも原因だったとして、施設側に損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴している。

 代理人によると、男性は「あいち健康の森健康科学総合センター」で高齢者の健康状態の評価システム開発などに従事していた。