警視庁は10日、東京都立川市の訓練場で、第9方面本部の八王子署や町田署など全9署が災害発生時の機材使用の速度、正確さを競う大会を開いた。がれきを想定した金属パイプの切断や負傷者の搬送などの手順を確認した。
大会では、エンジンカッターやチェンソーで金属パイプや木材を切断。負傷者らの救助を想定し、浮輪を水中から引き揚げたり、簡易の担架を作って人形を運んだりしていた。約90人が参加し、福生署が優勝した。
手塚貴博・第9方面本部長は「来年は関東大震災から100年。首都直下型地震や水害、噴火はいつ起きてもおかしくない」と話した。