熊本市の大西一史市長は15日までに、病院以外に身元を明かさず出産する「内密出産」について、予期せぬ妊娠に悩む妊婦らの相談にきめ細かく応じる「妊娠葛藤相談所(仮称)」を設置する方針を示した。市長選で3選を果たした翌日の14日の記者会見で明らかにした。4年間の任期中に具体化する考え。

 内密出産は熊本市の慈恵病院が独自に導入。市は6月、相談所の設置を含めた制度化を国に提案したが、国が9月に発表した指針には盛り込まれなかった。

 大西市長は記者会見で、妊婦が内密出産に至る前に行政とつながり、病院の役割を補完するサポートが重要だと指摘した。