熊本市の慈恵病院は16日、北日本在住の成人女性が今年1月、病院以外に身元を明かさず出産する「内密出産」をしたと公表した。9例目。女性は「自分で子どもを育てられない」としていたが、出産後に翻意し、児童相談所にも身元を明かしたという。

 病院によると、女性は昨年11月、病院に電話で「家族に知られたくない」と相談。その後、病院に滞在し、今年1月に帝王切開で出産し、母子ともに健康だという。子どもは病院を離れ、熊本市児童相談所が保護している。