群馬県は16日、ウクライナ避難民の学生を受け入れている日本語学校を運営する法人「ニッポンアカデミー」(前橋市)の清水澄理事長が、官民の支援を受ける避難民を「難民貴族」と発言したことに対し、学校教育法に照らして不適切だとして、ガバナンス強化を求める行政指導を文書で行ったと明らかにした。15日付。

 ニッポンアカデミーは学費の支払いを巡り、受け入れた一部の学生とトラブルになっている。清水理事長は2月24日に開いた記者会見で「難民貴族」「泥棒」などと発言。その後、自身の発言について「誰もが不快に感じる」「陳謝致します」との声明を発表していた。