2017年に茨城県守谷市の配管工事会社の男性従業員=当時(66)=が自殺したのは、30日間連続で勤務するなど長時間労働によるうつ病が原因として、遺族3人が会社に損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(横田典子裁判長)は18日、自殺との因果関係を認め請求通り計約4400万円の支払いを命じた。
裁判記録などによると遺族側は元請けの日立製作所なども相手取って訴訟を起こしていたが、和解が成立した。和解内容は非公表。
判決によると、配管技術者だった男性は17年4月に大阪市から単身赴任し、東京都内の配管工事の現場監督として勤務。通常4カ月かかる工程を2カ月で行うよう指示された。