宮内庁は12日、天皇、皇后両陛下が第73回全国植樹祭の式典出席などのため、6月3日から1泊2日の日程で岩手県を訪問されると発表した。東日本大震災の被災地に実際に赴くのは即位後初。皇后さまの体調次第では、陛下単独となる。

 3日午前に羽田発の特別機で岩手県に入る。午後、陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園を訪れ、防潮堤の上に設けられた「海を望む場」で供花し、犠牲者を追悼する。東日本大震災津波伝承館も見学し、被災者らと懇談する予定。4日は、震災後にオープンした大船渡市の商業施設を視察した後、高田松原津波復興祈念公園で開かれる植樹祭式典に臨む。