米海軍は17日、九州西方の東シナ海に展開中の原子力空母ニミッツ艦上で、艦載機の発着訓練を報道関係者に公開した。ニミッツが所属する第11空母打撃群司令官のクリストファー・スウィーニー少将は、艦内で取材に応じ「自由に海を航行できることが重要だ」と述べた。戦力の中核である空母の存在を誇示することで、海洋進出を強める中国をけん制する狙いがある。

 米海軍によると、ニミッツは昨年11月に米西海岸を出港。西太平洋などでの活動を続けており、海上自衛隊との訓練も重ねている。3月には韓国南部釜山に入港した。今月19日には長崎県の佐世保港に入るという。