先進7カ国首脳会議（G7広島サミット）の開幕前日の18日、広島市の平和記念公園周辺やJR広島駅などでは最高レベルの警戒態勢が敷かれた。同日午後には、バイデン米大統領ら各国首脳が相次いで到着する予定。首脳らの訪問が見込まれる平和記念公園や世界遺産・厳島神社のある宮島（広島県廿日市市）は同日正午から立ち入りが制限される。

　平和記念公園周辺には、高さ1.8メートルほどのフェンスが設置され、全国から応援に入った多くの警察官が公園内や周囲を巡回。公園の脇を流れる元安川をゴムボートで警戒する姿も見られ、付近は物々しい雰囲気に包まれた。原爆資料館など公園内の施設は21日まで休館する。