医師らでつくる全国保険医団体連合会(保団連)などは1日、国会内で集会を開き、健康保険証を廃止してマイナンバーカードに統一する関連法改正案の廃案を訴えた。法案は2日の参院本会議で可決、成立する見通し。

 保団連によると、医療機関では、マイナ保険証を使ったオンラインによる資格確認で、別人の医療情報が誤登録されていたり、情報照合できず「無保険扱い」になったりするケースが多数、判明している。

 保団連の住江憲勇会長は「このままでは国民の健康を傷つける。政府は安全が担保されていることを国民に示すべきだ」と指摘した。

 集会にはオンラインを含め計約600人が参加した。