2022年度の国語世論調査では、AED(自動体外式除細動器)やSNS(交流サイト)、DX(デジタルトランスフォーメーション)といったアルファベットの略語に関する質問項目を設け「意味が分からず困ることがある」と答えた人が85.1%に上った。文化庁は「必要に応じて説明を加えることも必要」と指摘する。

 略語で困ることがあるとの回答を年代別で見ると、60代では92.5%を占めた他、30代で79.5%、20代でも67.1%と高い割合だった。こうした略語が使われている状況を「好ましくない」と感じる人は全年代の平均で54.3%いた。

 また、言葉遣いに大きな影響を与える情報媒体について尋ねた。複数回答で、首位の「テレビ」が88.5%(15年度調査比1.9ポイント増)、「スマートフォン・携帯電話」が69.2%(同34.9ポイント増)となり、スマホの普及が進んでいる状況を反映した。新聞は36.2%(同7.5ポイント減)だった。

 年代別では、テレビは中高年層ほど言葉遣いへ影響があると答える割合が高かった。