愛知県警岡崎署の留置場で昨年12月、男性=当時(43)=が勾留中に死亡した事件で、持病があるのに適切な医療を受けさせなかったなどとして、県警は近く、業務上過失致死容疑で幹部を含む複数の署員を書類送検する方向で最終調整していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。署長、副署長の立件は見送る見込み。懲戒を含め、関係者の処分も検討している。

 捜査関係者によると、男性を蹴るような様子も監視カメラ映像に残されており、関わったとみられる署員については特別公務員暴行陵虐容疑で書類送検する方向で検討している。暴行と死亡との因果関係はなかったと判断したとみられる。

 県警は遺族への説明の後に刑事事件としての捜査、調査結果を発表する方針。再発防止策も取りまとめる。

 業務上過失致死の疑いが持たれているのは留置を担当していた幹部ら複数の署員で、適切な対応を怠り男性を死亡させた疑いがある。署長らは状況を把握しておらず、死亡を予見することは難しかったと判断したとみられる。