2017年に東京都昭島市の市立中学1年の女子生徒=当時(13)=が自殺したことを巡り、市の第三者委員会が交流サイト(SNS)での悪口などをいじめと認定し、自殺との因果関係があったとする報告書をまとめたことが28日、関係者への取材で分かった。「防止できた可能性がある」として、学校側と市教育委員会の対応に問題があったと判断した。

 関係者によると、報告書は同級生数人がSNS上のグループで女子生徒の悪口を言っており、相当の精神的苦痛だったと指摘。交友関係のうわさが流され、追い込まれたことにも言及し、いじめと自殺に「事実上の因果関係があった」と結論付けた。

 女子生徒は17年9月、生徒会役員選挙の投票用紙に「あったことを話したい。先生にも分かってほしい」と記入するなど何度か不安を訴えたが、学校側は詳細な聞き取りをしなかった。

 女子生徒は17年10月に自宅で自殺を図り、同12月に死亡。遺族が市教委へ調査を申し入れ、第三者委が担任や学校幹部、生徒に複数回聞き取りをした。