日本の調査捕鯨や商業捕鯨を30年余りにわたって担い、昨年11月に老朽化で引退した世界唯一の捕鯨母船「日新丸」の後継となる新たな母船「関鯨丸」が29日、山口県下関市で完成した。商業捕鯨の沖合操業を手がける共同船舶(東京)に引き渡された。

 同日、関鯨丸の船内で航海の安全祈願が執り行われ、共同船舶の所英樹社長や下関市の前田晋太郎市長らが参加した。その後、開かれた調印式と記者会見で所社長は「関鯨丸ができたことで沖合母船式捕鯨が最低でも30年は続く」と意気込んだ。

 関鯨丸は112.6メートル、総トン数9299トンの電気推進船。定員100人の個室を完備する。