10日に90歳で死去した東京大空襲・戦災資料センター名誉館長の早乙女勝元さんの葬儀・告別式が20日、東京都台東区の寛永寺輪王殿で営まれた。約200人が参列し、最後の別れを惜しんだ。

 若い頃から親交があった映画監督山田洋次さんは弔辞で「反戦で貫かれた見事な人生を心から称賛したい。もう一度ゆっくり話したかった」と述べた。

 早乙女さんは自ら大空襲を経験し、作家としても被災者に寄り添い、多くの戦争体験を記録した。葬儀委員長で資料センター館長の吉田裕さんは「民衆の戦争体験に新たな光を当てた。体験の継承という先生の願いをしっかりと引き継いでいきたい」と決意を語った。