黒川弘務東京高検検事長の定年を国家公務員法に基づき半年間延長した異例の閣議決定を巡り、10日の衆院予算委員会の質疑で、過去の政府答弁と矛盾している可能性が出てきた。立憲民主党の山尾志桜里氏が国会議事録での政府答弁を踏まえて「違法」と追及。森雅子法相は議事録の詳細を知らないとして、真正面からの答弁を回避した。

 山尾氏は定年制が盛り込まれた国家公務員法改正案を議論した1981年の衆院内閣委員会の議事録を調べ、人事院幹部が「検察官と大学教員は既に定年が定められている」などと答弁したと説明。その上で検察官の定年延長について「適用されないのではないか」とただした。