河野太郎防衛相は5日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を巡り延期されている中国の習近平国家主席の国賓来日に関し「コロナ後の安全保障環境を反映し、安全保障に責任を持つ防衛相として政府内の議論でしっかり発言していきたい」と述べた。慎重に判断すべきだとの考えをにじませた格好だ。

 中国による南シナ海での領有権主張に関しては「一方的な主張に基づいた現状変更の試みが行われていることを非常に強く危惧する」と強調した。

 習氏の国賓来日を巡っては保守派を中心に反対論が根強い。自民党外交部会は、香港に国家安全法制を導入する中国の方針を受け、政府に再検討を求めている。