岸田文雄首相は、事実上の公約として掲げてきた「早期訪米」への取り組みを、当面見合わせる方向だ。米側の意向を踏まえ、米国でバイデン大統領と対面会談を行う代わりに、テレビ会議形式の日米首脳会談を21日に開くことにしたため。政府筋は17日、理由について「米国は新型コロナウイルス対応に追われており、訪米環境が整わなかった」と述べた。

 今後の訪米に関し、首相は17日召集の通常国会の審議を優先せざるを得ず、与党が3月に見込む2022年度予算案の成立までは日程的に難しいとの見方が出ている。バイデン氏と直接会って信頼関係を築きたい岸田氏としては当てが外れた格好だ。