【シンガポール共同】岸田文雄首相は11日、訪問先のシンガポールでリー・シェンロン首相と会談した。日本からの防衛装備品輸出を可能にする「防衛装備品・技術移転協定」の締結に向けた交渉開始で合意した。東・南シナ海への進出を強める中国を念頭に、東南アジア諸国連合(ASEAN)との安全保障協力を強化する狙い。日シンガポール両国による米国主導の新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」参加を踏まえ、連携も確認したとみられる。

 日本政府は「防衛装備移転三原則」に基づき、米国など12カ国と同様の協定を締結している。対象国を拡大し、安保協力の裾野を広げたい考えだ。