岸田文雄首相は31日夕、米ニューヨークで開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。同会議に日本の首相として出席するのは初めてで、国際社会に核兵器不使用の継続を呼びかける演説に臨む。核保有国に対し、情報開示による核戦力の透明性向上も求める意向だ。

 再検討会議は、ウクライナに侵攻したロシアが核の威嚇を繰り返す中での開催となる。核兵器保有国と非保有国の「橋渡し役」を目指す首相の出席が、会議成功の一助となるかが焦点。2015年の前回会議は、最終文書を採択できずに決裂している。