岸田文雄首相は9日、長崎市で記者会見し、10日の内閣改造・自民党役員人事を巡り、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について「自ら点検し、厳正に見直してもらうことが新閣僚や党役員の前提となる。徹底したい」と強調した。国民から信頼される政治を行う観点から、疑念を招くことがあってはならないと説明した。
自民議員については、教団との接点が相次いで明らかになっている。内閣改造に踏み切るのは、体制を一新し、これ以上のダメージを回避する狙いがある。8日の党会合では、党所属の国会議員に対し、関係の有無を点検するよう指示した。