政府は3日、女性の権利拡大やジェンダー(社会的性差)平等を目指す国際女性会議「WAW!」を東京都内で開いた。岸田文雄首相は開会式に出席し、女性の視点を反映させた政策を推進すると表明。妻の産休期間中に夫が取得できる「産後パパ育休」などの取り組みを紹介し「あらゆる次元にジェンダーの視点を取り入れ、一人一人の活力を社会の成長へつなげていく」と強調した。

 WAW!は2014年に初開催し、今回で6回目。20年に予定していた会議が新型コロナウイルス禍で延期され、19年3月以来の開催となった。首相は議論の結果を来年5月のG7広島サミットに生かしたい考えだ。