全ての地方選のうち、4年に1回の統一地方選で実施される選挙の割合「統一率」が、2007年以降、30%を割り込んでいる。任期中の首長の辞任や死亡、議会解散などで選挙時期がずれる傾向が続いているためで「統一選とは名ばかりで実態が伴わない」(総務省関係者)状況だ。共同通信社の29日までの集計では、今春も最終的に27%台にとどまる見通しで、過去3回と同様に最低水準になる可能性がある。
統一選は全国的に日程をそろえることで、国民の関心を高め、投票率向上につなげるほか、経費を節減する狙いがある。
統一率は第1回の1947年が100%、51年は81.56%だった。