中南米を歴訪中の林芳正外相は5日午後(日本時間6日午前)、パラグアイでアリオラ外相と会談し、2国間の投資協定の締結交渉を加速させる方針で一致した。中南米では台湾と断交し、中国と外交関係を樹立する国が相次ぐ。台湾との関係が深いパラグアイの開発努力を今後も後押しする考えだと強調した。

 林氏は会談で「良好な投資環境を持つパラグアイと経済関係を強化したい」と説明。日本が進めるインフラ整備の円滑な実施に向けた連携も確認した。その後、4月末の大統領選で勝利したペニャ氏とも面会し、祝意を伝えた。